漆喰
戦前の昔の家は、漆喰壁と桧の家がほとんどでした。
だから、どこの家も三世代が住み、100年位は長持ちしました。
最近の家は新建材で建てられ、どこになんの不満があるのかわかりませんが、
30年から40年位で壊されています。
経済が発展するには回転が速く、良いことのように聞こえますが、家は100年
位は長持ちした方が良いと思います。
100年住むことができれば三世代が住むことができ、色々なことでメリットが生まれます。
地鎮祭
今回は、郡山市久留米において、S様邸の地鎮祭が執り行われました。
心配していたお天気も良く、無事終了しました。
外壁は白の漆喰、茶色の瓦でとても上品に…
完成が楽しみです。
昔あって今はないもの
最近のシンプルモダンの家には窓が少ない家が多い。
その理由は無駄を最小限にすること。窓がなければ事件や事故によって窓ガラスが割れるリスクが無く、
窓を設置すれば軒や枠、サッシ、雨戸、カーテンも必要になりコストとメンテナンスがかかる。
コスト削減には良い考え方だがデメリットも出てくると思います。
当社では逆に昔からあるものはそれなりのメリットがあると考え、出来るだけ使いたいと考えています。
- パッシブ換気
「パッシブ換気」とは、機械を使わず、自然エネルギーである温度差を使って換気をします。建物の構造
と気流をコントロールする高い設計・施工技術により、建物そのものを換気・暖房装置とする仕組みを言います。
基礎断熱した床下に新鮮な外気を取り入れ、床下に設置した暖房でその外気を温め、暖かい空気が上昇する力を
使い効果的に家中の換気と暖房を行い、汚れた空気を煙突から排気します。
機械動力(アクティブ)ではなく、空気の流れや太陽エネルギーなどの自然の力(パッシブ)を上手に活用した手法です。
- 軒の出
軒ゼロ住宅を見かけるようになりましたが、軒の出のメリットは真夏の日射しの調節や雨が室内に入り込むのを防いだり、
外壁の保護にもつながっています。
- 下屋
ウッドデッキや縁側をつくってその上に屋根をかけたい場合も下屋が活躍します。
雨が降っても濡れないスペースをつくることができることも下屋は便利です。
- 掃き出し窓
掃き出し窓は床から頭上までの高さがある大きな窓です。
そのためベランダや庭への行き来がしやすく、大きな家具を搬入する際にも便利です。
災害時には、玄関以外の脱出経路にもなります。
- 塗り壁
外壁のメンテナンスを考えると、サイディングでは10年ごとに塗装代や足場代がかかるので、
当社ではメンテナンスフリーに近いヨーロッパ漆喰の塗り壁を採用しています。
- 桧の柱
昔から神社やお寺には桧が使われているように、当社では湿気やシロアリに強い桧を構造材に使用しています。
- 日よけ
昔エアコンがなかった時代、暑さを防ぐのにスダレやヨシズを立てた。窓は開口部が大きかったため風通しが良かった。
今は、エアコンとシェードで暑さを防ぎます。
家事動線の良い間取り
家を設計する時、一番気になるのが家事動線だと思います。
問題は、洗濯動線、洗面所で脱ぐ → 洗う → 2階バルコニーで干す → 取り込む
→ たたむ → ウォークインクローゼットにしまう。
これをできるだけ動線が短く、スムーズに動けるように設計することがコツだと思います。
1階だけでこれができたら最高ですね。
完成見学会
須賀川市森宿M様邸…
かわいいオシャレな家が、いよいよ完成です。
5月13日(土)・14日(日)の2日間、「完成見学会」を開催します。
今回の見どころは、小屋裏エアコンです。
ぜひ、見に来てください。
お待ちしております。
小屋裏エアコン
オリジナル洗面
家事動線の良い間取りのポイント
※朝起きてから夜寝るまでの生活上で、自然に動いて通る線を「生活導線」と言われており、
生活動線には、「家事動線」「衛生動線」「通勤動線」「来客動線」の4つに大きく分けられています。
この中でも特に利便性や効率化に影響があると言われているのが、「家事動線」です。
様々な家事動線
〇洗濯動線
洗濯機から物干し場までの動線と、取り込んだ洗濯物をたたんで収納するまでの動線は、
できるだけ短く負担にならない程度が理想的です。
ランドリールームに勝手口を設けると洗濯物の室内干し、屋外干しどちらもスムーズにできます。
〇掃除動線
掃除は日々各所で行われる家事なので、ストレスの少ないお家づくりが重要なポイントとなってきます。
特にコンセントの位置は事前に注意が必要です。
〇回遊動線
回遊動線とは行き止まりの場所を減らして、家の中をぐるぐる回れるようにする動線です。
〇買い物動線・ゴミ出し動線
キッチンから外に出入りができる勝手口があると、ゴミ出しなどが楽になります。
〇来客動線
来客の際にプライベートなものが見えないように、玄関から上がってリビングやLDKに
お通しする動線です。
※まとめ
家事動線が良い間取りのポイントは、①収納 ②移動距離 ③回遊性を意識することで、家事負担を軽減でき、快適な暮らしにつながります。
外壁仕上げ工事
当社の外壁仕上げは漆喰塗り工事です。
外壁下地のモルタルが乾いたところを見計らって仕上げの漆喰工事をします。
漆喰はヨーロッパ漆喰です。
ここで大事なのがグラスファイバーネットです。
これを壁全体に張ることによって、地震によるひび割れを防ぎます。
左官職人が少なくなる今の時代ですが、メンテが少ないメリットがあるので、
当社では漆喰を使用しております。
5月には完成です。。。
地鎮祭
今日は、郡山市富久山町で地鎮祭が執り行なわれました…
曇り空で雨が心配されましたが、無事終わることができました。
おめでとうございます。
来月には着工です。
楽しみです。
家事動線
当社では、プランを書くときは、常に奥様の目線でプランを作成しています。
特に家事動線である洗濯動線ついては、気配りをしています。
例えば:洗濯機が1階で干す場所が2階では、重い洗濯物を持っては移動が大変です。
〇家事ラク設計ポイント
- ワンフロアで家事が完結にできること
- キッチンから洗濯機・物干スペースが近いこと
- 人目につかないように、物干スペースを考えること
- 移動距離ができるだけ少ないこと
- 料理と洗濯が同時に行えること
- 可能な限り、引き戸を採用すること
- 室内物干しスペースをつくること
- 外干しには便利なウッドデッキを使うこと
- 物を使う場所に収納(ファミリークローゼット)をつくること
10.洗う → 干す → たたむ → しまう → の動線を考えること
良い家とは
皆さんの「良い家」とは、どんな家なのでしょうか。
私が思う「良い家」とは、耐震等級3とUA値0.30以上の性能の家です。
日本は台風と地震の多い国です。熊本地震では耐震等級1と2の家はほとんどが全滅しました。
残ったのは耐震等級3の家のみでした。
やはり家は家族を守る家でなければなりません。
トルコ・シリア地震のように死者4万人を超えるようでは大変です。
家は多少お金がかかっても丈夫な家を選ぶべきです。
次は健康で長生きするには、あたたかい家で、ヒートショックで短命になるような寒い家では
どうにもなりません。
毎日が快適に過ごすには、最低でも室温が18℃以上でなくてはなりません。
統計でも室温が高い方が長生きをしているそうです。
そのためにも家は、UA値が0.3以上の性能が必要なのです。
私の『良い家』とはそんな家です。