高級車と普通車
最近のお客様にみられる傾向として、車に例えると、予算は普通車で希望は高級車という人が多くなりました。
これは、テレビやチラシによる誇大広告の影響だと考えられます。
本当は坪50万円の家を坪26万円といつわり、お客様が来社した時に本体工事とオプション工事に分けて説明する
「おとり商法」を普通の価格と信じているのです。
チラシにはいかにも企業努力によって安く売ることが出来るとPRしているがそんな努力はどこの企業でもしている。
冷静に考えればわかることである。
高級車も普通車も走る車には変わりはないが、乗り心地や安全等の設備面に違いがあるのです。
これが同じ価格であればだれも高いお金を出して高級車は買いません。
高いから高級車なのです。
これが「普通車の価格で高級車を売ってくれ」と言っても、デーラーではOKはしないでしょう。
なのに、家となるとどうして「どうにかなるだろう」というような考えになってしまうのでしょうか。
しかし、現実にはそうはいきません。
プランを小さくするとか設備や仕様を変更するしかないのです。
私達は最初にキチンとした予算を明らかにして、その範囲内で優勢順位を決めてプランをしていきます。
これが最良の方法なのです。
高級車でない普通車でも、予算の範囲内でいろいろ個性ある車もあります。
どのような住宅でもメリットばかりではなく、必ずデメリットがあります。
いろいろな角度から論議して、住む人の『将来』のために知恵を出し合って下さい。
無理をしない大きさや無理のない返済計画で、より自分に合ったものを探しましょう。