お花見

ここ最近は地震の話題ばかりで、忙しい毎日を過ごしていました。

近くで、いつもならお花見でにぎわう場所にもあまり人がいなく、桜の花も散る時期になって気がつきました。

「ああ、満開だ~・・・」  

でも今年は 花見 をする気にはなれません。

今回の地震を経験して住宅に関し、今までの考え方と変わったことがあります。

それは、屋根です。

瓦は長持ちして良いと思っていましたが、こんなに地震に弱いとは思っていませんでした。ビニールシートの屋根を見て皆さんもそう思ったのではないでしょうか。

多少のメンテがかかっても軽いガルバニウムの方が良いと思います。

それから内装の塗り壁です。

地震により少しでもヒビが入ると次から次と壁が落ちてきます。何度お掃除をしてもきれいになりません。

これはたぶん奥様泣かせだと思います。壁には呼吸する布クロスが良いと思います。それからオール電化を希望されていましたが、今度の原子力の問題で変わると思われます。

計画停電になった時は、困ることが多くなると思います。

これからはあまり便利さばかりを追求しないで、昔のようにもっと自然に、暑いときは、打ち水をしたり、薄着をしたり、寒いときは厚着をしたりすれば良いと思います。

 

不安

2日間にわたって、震度5の余震がありました。

いったい、この地球はどうなっているのか!!

やっと地震も落ちつき、ガンバロウ と言ってた矢先、一向に余震は終わろうとしません。

地震によるアフターを少しづつやろうとしても資材は高騰、不足が生じ、現場は大変混乱しています。

復興が始まれば、これがさらに深刻な事態となってくるのが心配です。

テレビでは、「ガンバロウ」 と言っていますが、先が見えない今、いったい何を 「ガンバレ」と言うのでしょうか・・・

お見舞金

宅建協会から東日本大震災のお見舞金が、須賀川ブロック36件分入金されました。

郡山支部から須賀川ブロック長の事務所まで受け取りに来ていただくよう会員に連絡しても、こんな状況なので誰も受け取りには来ません。

そこで近間は出来るだけ手渡ししようと思い、会員の事務所をまわりました。

何度行っても留守のところが多く、アパートの処理などで大変忙しいようです。

でも、何とか半分位は渡すことが出来ました。

今回はどこの会社も大変なようです。

本当に、「頑張れ 福島」です。

アパート

今回の地震で須賀川にアパートがない。

これまで空家が多かったように思われますが、古いアパートが危険な状態になり、引越しせざる負えないということで、アパートが不足しています。

宅建協会でも、5,000件の貸家、アパートを県から受けていますが、2,000件しか集まりません。

それは須賀川も郡山も被害地であり、ほとんど空家がない状態だからなのです。

被害者のために少しでも多くのアパートを提供してあげたいのですが、残念なことです。

国が定める瑕疵保証は10年であります。これは構造躯体が10年以内に問題が発生した場合、施工業者はこれを保証しなければならないということです。

ただし、今回の地震等による天災は別と定めてあります。

これは手抜き工事や欠陥工事に対する対策であり、どんなに安いローコスト住宅でも建築基準法をクリアした住宅は10年くらいで壊れることは無い。

一般の工務店にとっては全然問題にならない法律なのです。

でも最近のチラシを見ると「10年の瑕疵保証付きだから安心」とPRしているメーカーがある。

これはローコストメーカーに多いようですが、長いローンを組んで10年くらいで壊れることはあり得ない。

今回のM―9でも壊れない家はたくさんあります。これはいろんな問題が関係していると思われますが、まず、第一は地盤です。

やわらかい地盤でも基礎補強した家は、全然問題ありませんでした。

次は間取りです。東西南北のバランスです。

どうしても日本では、南の開口部を大きくとるのでバランスが狂ってしまう傾向にあります。

次は屋根の問題ですが、重い瓦は大分やられましたが、農家のしっかりした家は何ともないようです。つまり、重さに耐えられるしっかりとした構造の家は安全でした。

家が壊れるということは命にかかわる問題ですので、今回の地震を教訓に予算のかけられる人は5寸以上の柱や梁、重さのある瓦でもきちんとした施工をすれば大丈夫なのです。

そうでない人は出来るだけ間取りもシンプルに、屋根も軽いものでつくるべきです。

家は50年くらいは持たなければならないと思います。

ですから30年後がどうなっているかが問題なのです。

しっかりしたメンテをすれば家は安全で長持ちするでしょう。

避難所

昨日は、富岡のお客様のことが心配で電話をしたところ、なんと・・・すぐ近くの郡山のビッグパレットに非難していることがわかりました。

早速スーパーが開くのを待って物資を買い、会いに行って来ました。

何日間の非難生活は大変なようです。

問題は、これがいつまで続くのかがわからないので不安だとおっしゃっていました。

厳しい現実を目の当たりにし、グッと来るものがありました。

普通の生活ができる我々は幸福者です。

もっともっといろんな意味で頑張らなくてはならないと思いました。

地震

今回の地震で、お客様宅をまわっていますと、隣近所の方より被害が少なく 「アドバンスホームに頼んで良かった」 との声を多く聞かれました。

また、被害状況のメールなどもたくさん届き、「アドバンスホームを選んで正解でした」 とのお褒めの言葉もいただきました。

これを聞いて私たちは、昔から 「地震に強い家」 を推奨してきたことは間違いではなかった、とつくづく感じております。

これからもこの地震の経験を基に、もっと 『地震に強い家』 をつくることを研究していきたいと考えております。

地震

今度の地震で街をまわって見ると、思っていた以上の被害でビックリします。須賀川の旧市内は特にひどいです。

中央商店街には、危険を知らせる 赤紙 が至る所に貼ってあります。

これは初めて見る光景です。

1981年以前の基準法で建てた家がほとんどと思われますが、中には改築したばかりの家にも 赤紙 が貼られている所もありました。

これらは地震の強さが想像以上のものであると思われますが、被害者にとっては帰る家がないわけですから大変なことだと思います。

幸い、私共のお客様では被害の情報がほとんど少なかったようで、安心しております。

しかし、まだライフラインが正常化しておらず、今後も不自由な生活をしていかなければなりません。

でもこういう時だからこそ、私達に出来ることは少しでも応援していくように頑張らなくてはならないと思っております。

地震

今回の地震で一番多いのは、内装の壁のクラックです。

下地材の継ぎ目のところにどうしてもひび割れが来てしまいます。

普通の地震ではほとんどひび割れることはないのですが、今回はかなりの地震だったからだと思います。

それにしても、地盤のしっかりしたところで、施工のしっかりした家は、こんな大きな地震なのになんともないのはどうしたことか?

これは、同じ家が2軒並んでいて、隣はしっかりしているのにもう片方はバラバラでどうしたのでしょうか?

同じ在来工法のようですが、きっと基礎や構造材が違うのでしょう。

最近の人はデザインや価格ばかり気にして構造を気にする人はほとんどいません。

長持ちする住宅は結局安い家になり、安心も出来ると思います。

家は、ユニクロ のようにはいかないですね!