デタラメな価格
私のところは安いですよ!と誰もが言う。安くないとお客様にとってメリットがないから、誰も買ってくれません。
しかし、それは、本当なのでしょうか。
一般的に考えて車を買う時、日産もトヨタも同じクラスならほとんど価格は変わりません。家電を買う時もヤマダ電機もコジマも価格はそう変わりはない。
酒を買う時も酒天国もカワチもいちいも同じ銘柄ならほとんど変わりません。
なぜなら出所が一緒だからです。
住宅部材にしても、松下電工のお風呂もトステムのお風呂も、流し台でも同じクラスのものならほとんど変わりません。
なのに、住宅はなぜか売り価格が違うのです。
26.5万円、28.9万円、55万円、60万円からと、なぜこんなに違うのか?いろいろと安さの理由は説明されていますが、ほとんどどこの会社も同じ努力をしておりますので、価格差は利益率の差額しか、出るはずがないのです。
でも、こんなに差があるのですからどちらかがデタラメの価格になるわけです。
食品の偽装問題は良く騒がれますが、住宅価格の偽装は問題にならないのだから、不思議です。その結果、不健康住宅や30年しか持たない家が出回っています。国も今頃になってCO2の問題から長持ちする200年住宅を提案しています。ハイブリットの車にすれば、補助金を出します。(車なんて、今時買い替える余裕がありません。)
300万円のソーラーを屋根に乗せれば60万円の補助金が出ます。(そんなお金があったら、もっと建物本体にお金をかけ、しっかりした家を建ててほしい。)と叫びたい。
国のやっていることはどこかがおかしい。