一品一業者主義
工務店の一番の欠点は、「何でも出来ます」ということだと思っています。この「何でも出来ます」が商品を高くしたり、クレームを起こす原因になっているのです。食にたとえれば、専門のトンカツ屋さんは、トンカツだけ用意すれば良い。 何でもでは食材の種類の用意が大変である。ムダも多くなるし、不得意な料理も注文を受けることになる。
ここで、問題が発生するのである。専門であれば、その商品のみ研究すれば良く、益々慣れ、磨きがかかるのです。同じ仕入れだから安くもなり、ムダもなくなり、全体のコストも下がるのです。
家も同じことなのです。「何でも出来ます」より、住宅専門、しかも商品は「桧太郎1本」と良いと信じたものだけを使用することにしています。後は、グレードアップだけを考え、より頑丈に、より快適を目指すだけです。 これが、「一品一業者主義」の考え方です。