200年住宅
自民党国土交通部会と、住宅土地調査会がまとめた「200年住宅ビジョン」は、長寿命木造住宅整備指針の充実や普及、間取りの可変性確保など、長期使用に耐える汎用性の高い木造住宅の開発などがあげられています。
そこには、イギリス141年、アメリカ103年、日本30年という、情けない日本の住宅の平均寿命の短さを抜本的に解決し、資産価値に優れる長寿命住宅の推進こそが、国民生活の基本を担うとの意気込みが感じられます。
たとえば、50坪2,500万円の家をつくった場合、35年耐用年数だと1年で、714,285円の住居費がかかる、1ケ月で59,523円になる。
メンテを入れるとかなり高い家になってしまう。
これが200年住宅だと、住居費は年間で125,000円になり、1ケ月で10,416円になる。約6分の1とかなり安い家になる。
100年にしても、年間25万円で1ケ月2万円である。
家は、長持ちをすると何倍も得をするのである。
国民の意識を変える「新しい価値観の育成が必要」とされている。
耐用年数が200年にも及ぶ長持ち住宅の建設促進は、環境問題にも大きく直結します。
この新しい家づくりの「新しい風」は、アメリカやヨーロッパの家々が、長い年月を経て風格を身に付けていくように、これからあなたが建てる家は、200年先の未来、もしかしたら町の文化遺産になっているかもしれません。
200年という時間は、世代を超えて安心して住み継がれる家でなくてはならない。
未来に生きる子供達に、住みよい環境を残してあげることが私達の務めなのです。