コストダウンについて
価格には、①原価価格、②需給価格、③機能価格の3つがある。
原価価格を下げるのはもはや限界があり、これからは機能価格を研究し、付加価値を高め、利益を確保していかな
ければならない。
住まいの機能を高める工夫には、次の項目が考えられる。
空気環境―地窓の工夫や窓の配置
温熱環境―木材や土壁のもっている自然気候調節機能
日当たり、風通し、一家団欒のための間取りの工夫などのコストに関係ない機能性能を高めることを考え、利益を
確保することです。
もうひとつは時間です。
例えば、木工事が40坪で90日かかるものを、いろんな努力をして50日で終わらせる。
すると、180万円で請けているとすれば、1日20,000円の手間代が、36,000円になる。
大工も会社も利益が上がるという計算になります。
それには工程表の管理をはじめ、職人通しの横の連絡、発注ミスによる物がないなど、いろいろな事、コストダウン
のためのマニュアルを作らなければならない。
これが今回の研修の内容でした。