雑感
みなさんこんにちは。
久々に雑感として、私の仕事に対する考え方を述べたいと思います。
家づくりについては、ハード(機能)とソフト(環境)があり、一般の工務店は地震に強いとか桧や炭を利用し、
健康に良いとか、ハードの面だけ表に出すことに力を入れています。
これらはすぐにマネをすることができるので差別化にはなりません。
今、全国で省エネ基準の研修を行っておりますが、5年後にはどこの工務店も同じ家を建てていることになります。
もちろんWB工法もハードです。
一方、ソフト面を前面に重要視して営業している工務店はホーミースタディグループだけです。
ソフト面については窓口が広く、勉強するのは大変ですが、必ず今後工務店が生き残れるのは、この手法だと確信しております。
詳しく知りたい方はご連絡下さい。
一緒に勉強しましょう。
また、売上げの件ですが、私共の目標は18棟で4億円です。
もうすぐ、手の届くところにあります。
営業とは常に上を向いて、10棟よりは20棟、30棟とキリがありません。
以前は50棟をこなした時期もありました。
周りの人に「スゴイネー」と言われても少しもうれしくはありませんでした。
それは数字に追われる苦しさと、借金が多くなることからなのです。
社員も延べ87人使用しました。残ったのは今の4人だけです。
この業界では、一人前になるとすぐ独立したくなったり、条件の良い他社へ情報と一緒に消えてしまう。
自分も独立して今があるのだから、仕方のないことだと思っています。
これからは量より質の時代です。棟数ではなく本当にお客様に喜んでもらえる家づくりをすることが大事なことです。
売り上げは企業である限り、上を見続けるしかありません。
なぜなら融資先の銀行は、マイナスは認めないからです。
この方程式では最後は必ず倒産となります。
地元の私の周りの工務店も、ここ10年で6社も倒産しています。
すべて5億円以上の売り上げです。
ですから、私は売り上げは4億以上、20棟以上を目標にすることはありません。
もちろん、社員もこれ以上増やす考えもありません。
売り上げはお客様の喜びの「度量」だと考えています。銀行にも常にそう申し上げています。
今になって、そのことに気付いても残りの人生はわずかしかありません。
しかし、残された時間はお客様の限りない喜びに挑戦し、一生懸命頑張って行きたいと考えております。
社員教育については、昔、FCに加盟していましたので社長の仕事は人を教育することだと教えていただきました。
でも、私共みたいな小さな工務店ではそれは間違いでした。
自分だけでやっていれば失敗もクレームもなく、最初からそれに気が付いていれば、今ごろお客様の感謝により紹介の山がいっぱいで、
営業無しの安定経営ができていたことでしょう。
営業をするとお客様は逃げます。営業でなくお客様が喜ぶ仕事をすることなのです。
人生失敗の連続で一生を終わってしまうことは残念なことです。
でも、今ならまだ間に合うかも知れません。
私達社長は自ら売り上げを上げ、一生懸命働くことが社員教育になるのです。
子供は「親の背中を見て育つ」と昔から言われております。
形は株式会社であっても工務店は家族と一緒です。
社長とか専務とか呼ばれて、浮かれていてはどうにもなりません。
自らを戒め、頑張っていきたいと考えております。
現在の私は「釣りバカ」ですが、今後は「建築バカ」になりお客様のために一生懸命働きます。
これが私の現在の考えです。